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2011/06/22

神聖な憧憬



昨日私が最初にヒーラーになりたい、と思った頃の動機を

お話ししたが

今日読み返してみたら

ちょっと話が飛びすぎていたようなので

もう少しお話をしようと思う


昨日のブログにあるように私が最初にヒーラーになりたい

と思ったときには

表面的な動機の方が強く

まだ自分の心の中にある神聖な憧憬

そして魂の目的という

より深いところにある意識には目覚めていなかった



それが目覚めるきっかけとなったのは

1996年 名古屋でのバーバラ・ブレナン・ヒーリング・スクールの

紹介ワークショップでのことだった


*バーバラ・ブレナン・スクール・オブ・ヒーリング

フロリダ州認可のエネルギーワークの単科大学 4年制
米国においてその規模、プログラム内容、ともにトップヒーリングスクールと言われている。
1997年の入学時にはニュージャージー州にあった

*バーバラ・アン・ブレナン博士

バーバラ・ブレナン・スクール・オブ・ヒーリング(BBSH)創始者で校長
物理学者でNASAのゴーダースペースセンターに勤務していた。
エネルギーを肉眼で見、異次元からの声を耳で聞く、という現実に開かれた後、心理的なワークをともなうスピリチュアルな修行とともに
ボディサイコセラピー(コア・エナジェティクス)を学び、それまで秘教的だったオーラやチャクラといった概念を、より科学的な言葉で説明したパイオニア。
著書「光の手」は1970年代に自費出版されたのち、世界中のヒーラー志願者たちのバイブル的存在に。



ワークショップは名古屋の国際会議場という

素晴らしいホールで行われた


バーバラ・ブレナン博士が意識を拡大するときには

天井が高くないとできない

ということで選ばれたホールだと言う


今は自身のヒーリング・スクールを主催する

王由衣さんがまだ教職トレーニング生だった頃のことだ



オーラやチャクラに関してのレクチャー、

超感覚知覚を開く演習や、

表現をともなう心理的なワークなどを経たあと

バーバラが彼女のスピリチュアル・ガイド「ヘヨアン」をチャネルする時間となった


私たちは椅子に座ったまま背骨をまっすぐにするように言われ

手のひらを下にして目を閉じた


それまでバーバラだった女性の声が

少し鼻声になったかのように変化し

空間の雰囲気が変わった


チャネリングが佳境さしかかるとヘヨアンは私たちに向かって

「あなたがここにやって来た理由は何でしょう?」

と語りかけた


この場合ヘヨアンの言っている

「ここ」とは

私たちが知覚するこの世界であり

地球である

ということは考えることなくしても理解できた



「あなたが何をするためにこの世界にやってきたのでしょう?」



私の心はそれまでにないほど大きく開き

多くの他の人たちは静かに瞑想的に聞いているというのに

私はただただ号泣した


ここのところメディアや個人のブログなどでも

号泣という言葉を

少し大げさに使う傾向が在るように見受けるが

このときの私は本当に号泣したのだ


私たちの席の後ろにはその震える肩を

物理的距離はとったまま

でも心ではこれまでにないほど寄り添ってくれていた

友人であり先輩たちの姿があったことを

知ったのは後のことだった



さて号泣はしたものの

そのときにはまだ自分がヒーラーになるとか

ヒーラーになりたいとか

は感じられていなかった


ただ何か自分の中にある深いもの

深い思い

神聖な憧憬に触れたことだけは

あまりに熱い涙が言葉より深く語っていた




(続く)


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その「望み」、エゴかはたまたエッセンスからか?





15年ほど前になるだろうか?


私が一番最初にヒーラーになりたい、と思ったのは

今となっては恥ずかしい、と思う人もいるであろう類いの

いわゆる「エゴ」の動機にすぎなかった


今思えば

そのときの自分のままでは

どこか十分だと感じられなかったことを

一種の超能力的なものを得ることによって

埋め合わせたいと願っていたのだと思う


その頃の私は音楽事務所を経営しており30代半ばで

年収数千万円

世界的な有名人やクリエーター、芸能人

セレブと言われるような人たちとつるんでは遊び

ビジネスクラスで世界を旅行する沢山の時間的自由もある

人も羨むような暮らしをしていたにも関わらずである



中でもバーバラ・ブレナン・スクール・オブ・ヒーリングを行くときに

考えていたことは

微笑みなしでは分かち合えない


私にはそのとき

金融関係の会社に勤めている

エリートの米国人の彼がいた


二人はまだそれほど長い付き合いではなかったにも関わらず

私は一方的に彼と結婚するだろう

と勝手に思っていたのだ


そしてもしも彼と結婚するのなら

そのときの仕事をやめて

自宅に人に来てもらってできる

彼の転勤に合わせ世界中どこにいてもできる

「ヒーリング」を身につけてのんびり暮らそう

と考えたのだ



ははは


可愛いいなあ

当時の私



私がこんなカミングアウトをここでしているのは

他でもない

私のクライアントさんの中には

スピリチュアリティへの神聖な思いと

コミットメントが強いがあまり

自分の望んでいることがエゴだ、ピュアではない

と批判し

動けなくなっている方がいらっしゃるようなので

今の自分を受け入れることで

人生をすすめるヒントになれば

と思ってのことである


自分の内側にある欠けた部分を満たそうとするために

外にだけ求めてもうまくいかない


だからといって100%満たされるまで

創造するのを待っていたら

いつまでも身動きがとれないままだろう


「すべての道はローマへと続く」


私はこの言葉が大好きだ


あなたがどうあがいても

どう楽しんでも

道はひとつへと続いている



間違った道もなければ

正しい道もない


ただあなたがどんな波動を送り出しているかに即して現れる

現実という幻があるだけだ


自己批判のエネルギーを

自己観察へ

自己受容へと変換しよう


あなたが何かを欲しがる動機が

自分にとって純粋でないと感じたら

興味を持って眺めてみよう


そしてそのことに気づいたことで

「よっしゃっ」と小さくガッツポーズをして

自分のことを抱きしめてあげよう


それでもまだそれが欲しかったら

取りに行っていいのだ


創造していいのだ



時に人は回り道をしたからこそ

はやくたどり着くこともある


回り道をしまいと

注意深くなりすぎて

同じ場所をぐるぐる回ることもある


自分を信頼することを覚えよう


宇宙そのものを信頼することを覚えよう


この世界に「間違い」というものはない


すべての選択はその瞬間において

いつも正しい


それを根底に持っていられれば

人の誤ったように見える選択にも寛容になれるだけでなく

例え他人や組織のすることを批判せねばならないときにも

攻撃ではなく愛と慈悲からそれを行えるようになることだろう


あなたの心に芽生えた

「欲しい」

「やってみたい」

を大切にしてあげよう


あきらめずに今の自分でできる

小さな場所を捜して

実際少しづつ行動に起こしてみよう


お金がないとか

時間がないとか

あるレベルでは本当だろうが

よくよく見て行けば

やならいことへの言い訳にすぎないことに気づくだろう


言い訳をする向こうには

変化を恐れる小さな子供のようなあなたがいるかも知れない


その子に向かって

こう言ってあげて欲しい


大丈夫

世界は安全なところだよ